ルチェッタ・ビッツィ《スザンナ》
イタリアのパルマ出身。パルマ市アッリーゴ・ボーイト国立音楽院にて学ぶ。スポレート国際コンクール、コモ市ベッリーニコンクール優勝後、トレヴィーゾのトーティ・ダル・モンテ国際コンクール優勝を経て「ラ・ボエーム」のムゼッタ役でオペラデビューを果たす。その後、ミラノ・スカラ座、ヴェネツィア・フェニーチェ歌劇場、ナポリ・サンカルロ歌劇場、パレルモ・マッシモ歌劇場を始め、ジェノヴァ、フィレンツェ、トリエステ、トリノ、バリ、ボローニャなど30を超える歌劇場に出演。特に、世界的に有名な音楽祭であるトッレ・デル・ラーゴのプッチーニ・フェスティバルでは4年連続で主役を務めドイツ、オーストリア、フランス、スペイン、南アフリカ共和国、日本、韓国、オランダ、ハンガリー、中国などでその引っ越し公演が行われている。特にベッリーニ、ドニゼッティ、ロッシーニなどの作曲によるベルカントオペラやモーツァルトを得意とする。共演者には世界的指揮者、リッカルド・ムーティを始め、ブルーノ・カンパネッラ、ゾルダン・ペスコなどの指揮者、そしてフランコ・ゼッフレッリ、マウロ・ボローニ、ロベルト・デ・シモーネ、ジャンカルロ・コベッリ、サマリターニ、ダミアーニなどの演出家がいる。沖縄には、2001年日本におけるイタリア年公式イベントとして「ルチェッタ・ビッツィ ソプラノリサイタル」出演のため初来沖。以後、リサイタルと講習会を沖縄と宮古島にて3年連続開催。現在、パルマのアッリーゴ・ボーイト国立音楽院声楽科教授を務めるほか、日本を含め世界各地のマスタークラスに招聘され後進の指導にもあたっている。