マルツィオ・ジョッシ
《アルマヴィーヴァ伯爵》
イタリアのベルガモ出身。ベルガモにて、ジュディッタ・パリス氏と共に声楽の技術や歌唱テクニックを学んだ後、クロッティルデ・ロンキ氏の下、ボローニャにて研鑚を積む。リエーティでの「バッティスティーニコンクール」、シエナの「バッティスティア―ニコンクール」、ブッセ―トでの「ヴェルディの声コンクール」など、イタリア国内数々の主要コンクールにて審査員や聴衆の絶賛を受けて優勝し注目を集め、2005年には「第25回黄金のマスカーニ賞」を受賞。特にヴェルディのオペラを得意とし、「ヴェルディの声」と高い評価を得ている。ミラノ・スカラ座を始め、パルマのレージョ劇場、フィレンツェ市立歌劇場、トリエステのヴェルディ歌劇場、パレルモのマッシモ歌劇場などのイタリア国内の主要な歌劇場の他世界中の主要歌劇場にてヴェルディ作曲の歌劇「トロバトーレ」「リゴレット」「椿姫」「仮面舞踏会」「シモン・ボッカネグラ」「ドン・カルロ」「運命の力」「ナブッコ」「マクベス」「オテロ」「エルナーニ」「アイーダ」「ファルスタッフ」他、プッチーニ作曲「ボエーム」「蝶々夫人」「トゥーランドット」「西武の娘」「つばめ」、ドニゼッティ作曲「愛の妙薬」「ドン・パスクァーレ」「ロベルト・デヴリュー」「ランメルモールのルチア」「マリア・ストゥアルダ」、レオン・カヴァッロ作「道化師」、マスカーニ作曲「友人フリッツ」「カヴァレリア・ルスティカーナ」、モーツァルト作曲「フィガロの結婚」「コジ・ファン・トゥッテ」などの他に「フェドーラ」や「ラ・ジョコンダ」「アドリアーナ・ルクヴルール」など様々なオペラに出演し、世界中 (フランス、ドイツ、スイス、オランダ、アメリカ、ベルギー、アイルランド、南米、日本、中国など) の歌劇場にてオペラに出演している。日本へは「オテロ」(ヤーゴ役) で初来日し、2014年9月は、ボローニャ歌劇場日伊合同制作オペラ「蝶々夫人」のシャープレス役で来日。CDやDVD録音も多数ある。これまでに、クラウディオ・アバドやリッカルド・ムーティ、チョン・ミュンフン、ダニエル・オーレンなど世界的に著名な指揮者と共演し、功績を残している。イタリア国内はもちろん世界各地の歌劇場に出演し活躍するベテランバリトン歌手。