ダニエレ・ピスコーポ《フィガロ》
イタリア、ヴァレジーノ出身。国立ミラノ大学芸術科卒業後、カッラ―ラ芸術アカデミーを修了。声楽の技術テクニックをセルジョ・ボローニャ氏に師事。イタリア、ルッカに位置するトッレ・デル・ラーゴのプッチーニ・フェスティバル財団のオペラ研修生の一人として選ばれ、2011年にはスペイン・ヴァレンシアにあるプラシド・ドミンゴが講師を務めるパラオ・デ・レ・アーツソフィア王妃芸術センターのオペラ研修所オーディションに合格する。オペラ「三文オペラ」にてデビュー後、プッチーニフェスティバル・アカデミーにて「ジャンニ・スキッキ」(マルコ) や「愛の妙薬」(ドゥルカマーラ) などに出演し、岡村喬生演出の「蝶々夫人」にも出演。「ブルスキーノ氏」「トスカ」「ドン・ジョヴァンニ」「ピノキオ」「カルメン」などにも相次いで出演し多くの劇場で輝かしいデビューを果たした。2011年にはスペイン、バレンシアにてプラシド・ドミンゴ指導の下、オペラ「アメリア舞踏会に行く」に出演。2013年、フランスにてアンドレア・バッティスト―ニ指導の下「フィガロの結婚」に出演し好評を得る。14年には「ドン・ジョヴァンニ」のレポレッロ役をドイツ、スイス、イタリアで歌い、絶賛される。モーツァルトからプッチーニまで幅広いレパートリーをこなし、新進気鋭のイタリア人若手オペラ歌手である。